くませいせん あらし の もり へ
(Updated: )ヒュー ヒューと おとを たてて
嵐(あらし)が やってきました。
「ふうっ やだなあ。。。」
くませいせんが おおきな ためいきを
つきました。
看護婦(かんごふ)の さなえさんは あらしに
そなえて 大忙し(おおいそがし)です。
そのときーー
ご注意(ちゅうい)ください
あらしは これから
ひどくなります。
がターンと まどが あきました。
「わーっ、なんじゃ!」
「孫が(まごが) 木から 落ちた(おちた)。
すぐ きてくれ」
もりに すむ みみずく爺さん(じいさん)です。
「こ、こんな ひは 無理(むり)じゃよ
あらしが すぎたら すぐ いくよ」
「だめじゃ だめじゃ」
みみずく爺さんは ひっしです。
「。。。せんせい、行ってあげましょう。」
さなえさんが こえを かけました。
「ほれ こんなに ひどくなってきた。」
くませんせいは ぶつぶつ ぶつぶつ。
「もう ここまで きたんだから、
しっかり まえを みてください。!」
さなえさんが あらしに まけないくらい
おおきな こえで しかります。
「いぞげ いぞげ! もりは そこじゃ」
みみずく爺さんが さけびました。
もりの 入り口(いりぐち)に
さしかかったときです。
メリッ、バリバリバリ!
おおきな きが 倒れ(たおれ)てきました。
「わー!」
「気を付けろ(きをつけろ)!」
「だから いったんじゃ。
もう 帰ろう(かえろう)、あかりも こわれたし。。。」
もりは かぜで ざわざわと
ぶきみな おとを たてています。
さなえさんも すこし 怖くなってきました。
「大丈夫(だいじょうぶ)、わしが 案内(あんない)する。」
みみずく爺さんが さなえさんの
てを ひいて 進んで行くと(すすんでいくと)。。。
バサッ! きゃーーっ!
うわーっ!
こら まて、 逃げるな!
さなえさんは びっくりして
きを うしなってしまいました。
「さなえくん、さなえくん!」
くませんせいは 大慌て(おおあわて)です。
「はれ、せんせいが
しっかりせんからじゃ。
かわいそうに、きの えだを
おばけの てと おもったんじゃ。」
「さなえくんも
怖かったんだなあ。」
すっかり しょげてしまった
くませんせい、
さなえさんを 抱き上げて(だきあげて)
みみずく爺さんの 家(うち)へ
むかいます。
「さあ もうすぐじゃぞ。」
いつのまにか あめも かぜも
よわくなっていました。
熊先生は 早速(さっそく)
みみずく坊や(ぼうや)の 治療(ちりょう)です。
「頭は うっていない。
羽(はね)を おっただけじゃ。
心配ないよ。」
「すみません、こんな 日に」
「いやー。。。なに なに。。。」
その時 みみずく爺さんが
声を かけました。
「おい 先生!」
熊先生が 振り返る(ふりかえる)と、
早苗さんが 目を あけました。
「おお、気が ついたか。。。」
「先生。。。」
その時、森が 少し
あかるくなりました。
「ほー、どうやら 嵐も
どこかえ いっちまったようだな。」
「わーい」
「わーい」
空(そら)に ぽっかり 満月(まんげつ)が
出(で)ています。
みみずく爺さんが 二人を
送り(おくり)ます。
「明るいから もう 平気じゃよ」
「いやー、先生より 看護婦さんが
心配でね。」
「あら あら、ふふふ」
早苗さんが おつきさまの したで
わらいました。
引用自PIBO,推荐搜索且下载此APP。
文章仅供自己学习日文使用
未经许可不可转载,但欢迎分享