あみちゃんと 野菜の電車


あみちゃんは、お母さんに 見送られて(みおくられて)電車に 乗りました。

「くりもと駅に、お婆ちゃんが(おばあちゃん)が 待っているからね」

「うん」

お客(おきゃく)は あみちゃん 一人。

「誰か 乗ってこないかな」

ガタン ゴトン ガタン ゴトン

「次(つぎ)は、きゃべつ台。きゃべつ台(だい)」

車掌(しゃしょう)の 声が 流れました(ながれました)。

電車が 駅に 着くと、なんと キャベツが 乗ってきました。

あみちゃんは びっくり。

がタン ゴトン ガタン ゴトン

「次は、いちごやま。いちごやま」

電車が 駅に 着くと、 ワイワイ ガヤガヤ たくさんの イチゴが 乗ってきました。

苺(いちご)たちは、かばんの 中から

おもちゃの マイクを 出して うたいました。

「乗ってるかい?ハーイ!

イチゴ にこにこ 電車は ゴーゴー

イチゴも ゴー」

「次は いもだに。いもだに」

ゴォー!

電車が 地面(じめん)の下に 入り(はいり)、

駅に つきました。

乗って来たのは、大きな ジャガイモ。

ジャガイモは、あみちゃんの 隣に

ドスン! と、座りました(すわりました)。

あみちゃんの 体が、ピョーン!と、跳び上がりました(とびあがりました)。

「悪い、悪い」

ジャガイモが、あみちゃんに 謝りました(あやまりました)。

「次は、大根三丁目(だいこん さんちょうめ)。大根三丁目」

今度は、太(ふと)っちょダイコンが 乗って来ました。

「次は、にんじんちょう。にんじんちょう」

駅に 着くと、お洒落(おしゃれ)を した

ニンジンが 乗ってきました。

ジャガイモは グゥーグゥー、

鼾(いびき)を かいて 寝ています。

「次は ピーマンだいら。ピーマンだいら」

ガァー!

電車が 地面の上に 出(で)て、

外(そと)が また 明るく(あかるく)なりました。

「あれっ。もう 朝に なった」

ジャガイモが 寝ぼけて 言いました。

「あっ!」

駅に つくと、あみちゃんの 苦手な

ピーマンが 乗ってきました。

「次は うめぞん。梅園」

今度は、梅干し(うめぼし)のお婆さん(おばあさん)が

乗ってきました。

ピーマンが うめぼしの 手を 引いて、

あみちゃんの 隣に 座らせました(すわらせました)。

ピーマンが あみちゃんに、

「お嬢さん(おじょうさん) どこまで 行くの?」

と、ききました。

あみちゃんは どきどきしながら、

「くりもと駅。ピーマンさんは?」

と、ききました。

「僕は 次の 駅で 降りるよ(おりるよ)」

ピーマンは にこにこ 答えました(こたえました)。

「おいらも」ジャガイモが 言いました。

「私たち、次の 駅で 降りるのよ」

みんなが あみちゃんに 言いました。

「次は、野菜市場(いちば)。野菜市場」

駅に つくと、みんな 降りて行きました。

ピーマンが 梅干しの 手を 引いています。

「バイバイ」

あみちゃんは、みんなに 手を 振りました(ふりました)。

「次は、くりもと。くりもと」

電車が 駅に つきました。

あみちゃんは、

待っていた お婆ちゃんと 手を 繫いで(つないで)、

「電車、とっても 楽しかったよ」

と、笑いました(わらいました)。


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